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マハティール氏、首相復帰の考え取り下げを表明

【シンガポール=中野貴司】マレーシアのマハティール前首相は27日、首相復帰を目指す考えを取り下げると表明した。代わりに地域政党を率いるシャフィー・アプダル・サバ州首相を首相候補として、ムヒディン政権の早期倒閣を目指す。

マハティール氏はムヒディン政権の倒閣に執念をみせる=ロイター

マハティール氏は2月に突然首相を辞任した後、ナジブ元首相らの勢力と組んで後任の首相に就いたムヒディン氏を強く批判。国会で首相不信任案を可決させ、自らが首相に復帰するシナリオを描いていた。

ただ、野党連合の統一候補として首相就任を目指しているアンワル元副首相との対立がここにきて一段と深まり、自らが前面に出ない代替案を探らざるを得なくなった。

マハティール氏は27日の声明で、25日にシャフィー氏や複数の有力野党の代表と会談し、「全員がシャフー氏を首相候補とすることで一致した」と説明した。「私もこの提案を全面的に支持する」とも強調した。アンワル氏と息子のムクリズ・マハティール氏を副首相として推薦することでも合意したという。

ただ、25日の会合にはアンワル氏は出席していなかったとみられ、アンワル氏を支持する野党議員が「シャフィー首相案」を受け入れるかは不透明だ。マハティール氏とアンワル氏が共闘し、さらに数議席を上乗せしない限り、首相を選ぶ下院で過半数は確保できない。

マレーシアの下院は7月13日に再開される。それまでに野党勢力が結集できるかが焦点となる。首相候補を巡る対立が解消しなければ、ムヒディン政権を利するだけになる。

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