マザーズ指数、過去最長の12週続伸 バイオ・ITなど売買活況

2020/6/26 20:48
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26日の東京株式市場で東証マザーズ指数が週末終値ベースでみて12週連続で上昇し、2003年9月の指数算出の開始以来、最長となった。コロナ禍で成長が見込めるとの思惑からバイオやIT(情報技術)関連の新興企業に個人投資家が買いを入れている。

マザーズ指数は26日に前日比ベースで続落したものの、4月6日を起点とする週から12週続けて上昇。この間の上昇率は76%と、日経平均株価の26%を大きく上回った。マザーズ指数はコロナ株安前の2月末に比べると49%高い。

売買も活発だ。5月18日の週に約4年ぶりに週間の売買代金が1兆円を突破した。今週まで6週続けて1兆円超の売買が続いている。値上がり益を手にした個人投資家が他の銘柄を次々と買う回転売買も目立つという。

個別銘柄を見ると特に人気を集めたのがバイオ関連株。12週間合計の売買代金が首位だったバイオベンチャー、アンジェスの株価は3.4倍になった。売買代金7位の弁護士ドットコムは、電子契約サービスの需要拡大の思惑から2.3倍に上昇。6.2倍と株価上昇率が1位だったのはPCR検査機器などを手がけるプレシジョン・システム・サイエンスだった。

最長連騰記録となったマザーズ指数だが、足元では相場の過熱感が指摘される。90日移動平均からの乖離(かいり)率は30%を超えている。6月24日には2カ月半ぶりに新規株式公開(IPO)が再開。IPO銘柄に投資家の目線が移ることで「既存銘柄の売買が手控えられる可能性がある」といちよし証券の宇田川克己氏は指摘する。

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