京都市の宿泊施設数、5月末は16年以降初の減少
京都市が26日発表した5月末の市内の宿泊施設数は3984軒で4月末に比べて26軒減少した。訪日外国人の増加を背景に近年、施設数は急増した。減少するのは市が月ごとの統計を公開し始めた2016年以降初めて。新型コロナウイルスが宿泊施設の運営に深刻な打撃を与えている。

廃業施設数は56軒で新規開業の施設数を上回った。なかでも簡易宿所の廃業が多く56軒の大半の52軒を占める。簡易宿所は訪日外国人に人気があり、新型コロナによる入国規制などが直撃。事業基盤が弱く、早期に資金繰りが困難になったことも影響している。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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