九州の農産品輸出額、19年は975億円 1.9%増

2020/6/26 17:01
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九州農政局は26日、九州の農業情勢をまとめた2020年版「見たい!知りたい!九州農業」で、19年の九州の農林水産物・食品輸出額が前年比1.9%増の975億円になったと発表した。水産物などの輸出が好調だった。人口減少による国内市場縮小を背景に「輸出を拡大していくことが重要」と指摘した。

九州から輸出したブリやサバ、水産調製品などの水産物は12.1%増の398億円。牛肉などの畜産品も2.6%増の120億円となった。

輸出先は最多の中国が17.0%増の232億円、次いで米国も14.5%伸びて179億円となった。一方、3位の韓国は日韓関係悪化が響いて20.9%減った。

輸出を促進するため、各国の検疫条件を満たすことを課題に挙げた。九州では特に、牛肉の対中輸出解禁への期待が高まっているという。

18年の九州での農業産出額は1兆7856億円と、8年ぶりに前年比で減った。野菜の価格低下が響いた。

併せて、19年4月に新設した在留資格「特定技能」で、九州では今年3月末時点で175人の農業人材が働いていることも紹介。「農業分野の労働力不足を背景に、今後ますますの増加が見込まれる」との見方を示した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントや外食機会が減り、花や牛肉などの需要が減少したと指摘。消費を支えるため、佐賀県で佐賀牛や同県・呼子のイカを学校給食で提供するなどの取り組みを紹介した。

〔共同〕

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