4人死亡事故で津地検が控訴 過失致死傷罪の判決不服

社会・くらし
2020/6/26 15:13
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津地検は26日、津市の国道で2018年に乗用車がタクシーに衝突し4人が死亡した事故で、乗用車を運転していた元会社社長の末広雅洋被告(58)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪で懲役7年とした津地裁の判決を不服として控訴した。被告側も量刑不当として16日に控訴している。

公判で検察側は、同法違反の危険運転致死傷罪を主張し懲役15年を求刑、同罪が認められなかった場合の予備的訴因として過失致死傷罪を追加し懲役7年を求刑していた。被告側は過失運転に当たるとして執行猶予を求めていた。

16日の判決は、被告に危険運転の認識があったとまでは言えないと判断し、危険運転致死傷罪の成立を否定、過失致死傷罪を適用した。

津地検の吉野太人次席検事は「実態から懸け離れた常識に欠ける不適切な法律判断を是正するため控訴する」とのコメントを出した。

地検の控訴を受けて遺族が報道陣の取材に応じ、タクシー乗客だった大西朗さん(当時31)の母まゆみさん(60)は「朗や亡くなった人たちの死を無駄にしないよう闘っていきたい」と力を込めた。同じく乗客だった永田誠紀さん(当時58)の妻あゆみさん(47)は「裁判官の一言で救われる人がいる。次の(控訴審の)裁判官には正しい判断をしてほしい」と話した。〔共同〕

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