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「投機」で大損、初心者に向くのは?(運用相談室)

2020/7/1 12:00
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資産運用の悩みは人それぞれ。投資信託をどう選んだらいいのかも年齢や収入、投資経験などで違ってくる。日経電子版の検索機能を使いながら、投信選びのヒントを資産運用のプロが解説する。今回助言してくれるのは、独立系金融アドバイザー(IFA)の望月貴美香氏。

【相談内容】会社員のJさんは33歳の独身男性。初めて投資したビットコイン(インターネット上の暗号資産)で大損し、もうこりごりだと思っていたが、昨年話題になった「老後資金2000万円問題」をきっかけに資産運用の必要性を感じた。金融知識に自信がないため、投資初心者に向くやり方を教えてほしい。

■投機と投資は似て非なるもの

高い勉強代になってしまいましたが、若いうちに失敗を経験したことは不幸中の幸いでしたね。老後までまだ何十年もありますから、無理なく続けられる方法で将来に備えていきましょう。

まず認識していただきたいのは、「投機」と「投資」は似て非なるものだということです。投機は「タイミング」にお金を投じること。値段が安いときを狙って買い、高いときに売る。この繰り返しです。でも、いつが安いか高いかを当てるのは、プロでさえも至難の業。ビットコインの取引では売買タイミングを探るプレッシャーにさらされ、精神的な消耗が激しかったのではないでしょうか。

一方、投資は「資産」にお金を投じること。長期的に成長が期待できる資産にお金を振り向け、時間をかけて育てていくので、短期的な動きに一喜一憂する必要がありません。結果がでるまでに時間はかかりますが、穏やかな気持ちで続けることができます。

■時間を味方につける

始める前から「値下がりしたらどうしよう」と怖がり、なかなか投資に踏み出せないのは非常にもったいないことです。「悩んでいるうちに何年もたってしまった」といったことにもなりかねません。仮に先進国株式で運用する投信に投資していた場合、過去10年のリターンは188%、20年だと129%です(図表A)。一時的にリターンがマイナスになることもありますが、少額からでも続けていれば、時間が味方になってくれるということです。

成長が期待できる資産にお金を投じたら、あとは長く保有し続けて成果を待ちましょう。特定の個別株にお金をつぎ込むのが怖いという人も、投信なら少額で幅広い銘柄に分散投資できるので気軽に始められます。いろんな種類の投信がありますが、Jさんは老後まで時間がたっぷりあるので、それなりのリスクを取りながら高いリターンを目指す「海外株式型」に投資されてはいかがでしょうか。

■タイミングを分散してリスクを軽減

短期の動きに一喜一憂しない。そう頭で理解していても、初めの一歩が踏み出せないことがありますよね。そんなときは、つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)がおすすめです。積み立て投資ならタイミングを分散するので高値づかみを避けやすくなり、リスクを軽減できます。この制度を使えば、得られた分配金・譲渡益が最長20年にわたって非課税になる税制メリットも受けられます。

それでは、具体的な銘柄選びの方法についてご説明します。日経電子版の検索機能(▼マーケット→投資信託→投資信託サーチ→詳細版)を使って探してみましょう。手順は図表Bの通りで、「先進国株式」と「グローバル株式」に投資するつみたてNISA対象ファンドに絞ります。

投資を始めたらあとはほったらかしで構いません。どんなときも平静な気持ちでコツコツ積み立てるだけです。数十年後に自分のお金が大きく成長していることを期待しながら、じっと待ち続けましょう。

望月貴美香氏
FPフローリスト所属IFA。証券会社で主にリテール営業職として17年間勤務。専業主婦を経て現職。

(QUICK資産運用研究所)

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