フィリピン中銀が0.5%利下げ 26日から最低の2.25%

2020/6/25 23:06
保存
共有
印刷
その他

【マニラ=遠藤淳】フィリピン中央銀行は25日の金融政策委員会で政策金利(翌日物借入金利)を年0.5%引き下げ、過去最低の2.25%に改めると決めた。26日から適用する。利下げは4会合連続。積極的な金融緩和で、新型コロナウイルスの打撃を受ける国内経済を下支えする狙いだ。

新型コロナウイルスの感染防止策に取り組むフィリピン・マニラの商業施設(3日)=ロイター

市場関係者の予想の大勢は据え置きだった。

ジョクノ総裁はオンライン会見で、世界で経済が再開し始めたが、回復は鈍いと述べた。そのうえで「引き続き、経済活動を刺激し、金融市場を支える必要がある」と指摘した。2022年までのインフレ率が政府目標の2~4%の下限近くで推移するとの見通しも利下げ判断を後押しした。

首都マニラなどでは3月中旬から外出や移動が制限され、大半の企業が操業を休止、縮小した。制限は6月に大きく緩和されたが、経済への打撃は長引きそうだ。フィリピン政府は20年の実質成長率がマイナス2.0~マイナス3.4%に落ち込むと予想している。

前回開いた4月の委員会は臨時会合。中銀はここで政策金利を0.5%下げ、2.75%にすると決めた。ダキラ副総裁は「金融緩和の余地はまだあり、必要ならば、一段の手を打つ」と語った。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]