米失業保険申請 先週は148万件 12週連続で減少

2020/6/25 21:48
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【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が25日発表した失業保険統計(季節調整済み)によると、14~20日の週間の新規申請数は148万件で、前週の改定値(154万件)から6万件減った。12週連続で前の週を下回ったが、なお高水準だ。雇用の回復は遅れ気味だ。

米失業保険の申請手続きを待つ労働者ら(6月18日、米ケンタッキー州)=ロイター

ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(135万件程度)は上回った。

失業保険の新規申請件数は、足元の雇用動向を敏感に映す。新型コロナウイルス抑制に伴い、飲食店、ホテル、店舗、工場の多くが一時閉鎖された。3月下旬には職を失った労働者が急増し、申請数は週690万件近くに達した。その後は減少傾向だが、感染拡大前の週20万件程度と比べれば高い水準が続いている。

一方、失業保険の総受給者数は7日~13日の週が1952万2千人で、その前の週から76万7千人減った。経済活動の再開で、一時解雇者などの職場復帰が進んでいる実態をあらわしているが、回復ペースは鈍い。

一時、米国でも最も深刻な感染拡大に直面したニューヨーク州もようやく、経済活動の制限が緩和された。しかし、経済を優先し、性急に再開を進めた中部や南部の州では再び、感染者が増え始めた。米国の雇用の先行きはなお不透明だ。

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