ブリヂストン、英社のデータ事業買収 鉱山車タイヤ監視

2020/6/25 18:59
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ブリヂストンは25日、センサー技術関連企業の英トランセンステクノロジーズが手掛ける鉱山タイヤ向けソリューション事業を買収したと発表した。同事業は鉱山車両のタイヤの状態をリアルタイムでモニタリングするサービス。両社は2019年8月に業務提携していた。ブリヂストンは車両データを活用したタイヤ顧客向けサービスの構築に力を入れており、今回の買収で加速させる。

買収した「iTrackソリューション事業」では、鉱山車両のタイヤの空気圧や温度のデータに加え車両の位置や走行速度などのデータを総合的に把握する。得られるデータをもとに適切な時期でタイヤを交換するなどして、鉱山事業者がトラブルなく稼働を続けられるよう支援する。

ブリヂストンもこれまで独自に鉱山事業者向けにタイヤの空気圧や温度データをもとにしたソリューションを手がけていたが、買収によって得られるデータの幅が広がり、より効率的な稼働支援につなげられるという。鉱山ではタイヤのトラブルで車両が動けなくなると稼働が止まってしまい大きな損失となる可能性もあり、故障を未然に防ぐことが重要となる。

すでにブリヂストンは20年3月までにトランセンステクノロジーズに約2億円の貸し付けをしており、追加で約1億円を支払い買収した。同社は19年に車両管理サービスを手がけるオランダ企業も買収するなど、データを活用したソリューションサービスの構築を進め、従来のタイヤの売り切り型ビジネスから脱却を目指している。

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