5月の業務用電力、施設休業で2割減 北陸電力エリア

北陸
富山
2020/6/25 18:34
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北陸電力は25日、5月のエリア内の電力需要が商業施設など業務用で前年同月比20%、工場など産業用で15%それぞれ減ったようだと明らかにした。新電力などの販売分も含む。家庭用は外出自粛や休校の影響から5%増えた。エリア内の6月の電力需要は回復傾向にあるという。7月1日に水力発電100%の電力料金メニューを新設することも発表した。

新型コロナの影響で業務用などの電力需要は減少した(北陸電力の火力発電所)

同日に記者会見した金井豊社長が説明した。5月の用途別の電力需要は北陸電の推定値。業務用と産業用の落ちこみは「商業施設の休業や、テレワークによるオフィスビルの利用減少が響いた」(金井社長)。

電力広域的運営推進機関が発表した北陸エリアの電力需要は5月平均で前年同月比10.1%減った。4月(2.5%減)よりも減少幅が大きく、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が鮮明だ。6月は21日までの前年同期比が4.9%減と、持ち直しつつある。

同社は新型コロナの電力需要への影響が不透明として、2021年3月期の業績予想を開示していない。金井社長は「この先の事態は予測できない」と述べ、開示時期は検討中とした。

水力100%の電力料金メニュー「アクアECOプラン」は、既存メニューに1キロワット時あたり2.2円を加算する。一般家庭で9%の料金上昇になるという。同社エリアの顧客に販売する。同社の発電に占める水力比率は28%(19年3月期)と大手10電力会社で最も高い。家庭でも再生可能エネルギー由来の電力ニーズが高まるとみて、メニュー導入を決めた。

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