クラレ、活性炭の設備増強 米子会社に200億円投資

2020/6/25 15:32
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クラレは25日、米国子会社で活性炭の生産設備を増強すると発表した。投資額は約1億8500万ドル(約198億円)。石炭をベースとする活性炭の生産能力を約3割増加させ、年産9万9千トンにする。設備は2022年末に稼働開始予定。特に飲料水向けの需要拡大に対応した。コロナ禍でも需要が堅調な製品の増産で事業基盤を強固にする。

クラレは米国子会社、カルゴンカーボンのパールリバー工場で活性炭の生産設備を増強する

米国子会社カルゴンカーボンのパールリバー工場(ミシシッピ州)に投資する。活性炭は石炭やヤシ殻を原材料とした物質の表面に微細な穴をあけた炭素材料。穴の大きさや形状に応じて水や大気の浄化が可能だ。米国の浄水場などで需要が伸びている。今後世界的に環境規制が強化されれば、工場の排ガスの有害物質を除去する用途などでも需要増が見込める。

カルゴンカーボンは活性炭の世界最大手。クラレが18年に約1400億円を投じて買収した。しかし、19年に設備不調が発生し、クラレにとって重荷となっていた。活性炭の販売網でカルゴンカーボンとの統合を進め、費用削減を図っている。技術開発でも相乗効果の創出を狙う。

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