メルセデスの新SUV、街・山双方に対応 最多9車種目

2020/6/25 17:51
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メルセデス・ベンツ日本(東京・品川)は25日、7人乗りの多目的スポーツ車(SUV)「GLB」を国内で発表した。価格は512万円から。山道などオフロードでの走破性と街乗りでの使いやすさを両立し、家族層などの需要を取り込む。音声認識機能など先進装備や緊急ブレーキなどの安全機能を充実した。日本国内最多の9車種目のSUVで攻勢をかける。

メルセデス・ベンツ日本が25日発表したSUVの新車種「GLB」

メルセデスが国内で販売するSUVはGLBで計9車種になり、日本メーカーを含め国内で最多という。ラインアップを拡充し新たな需要を掘り起こすのが狙いだ。小型の「GLA」、中型で街乗り向けの「GLC」、オフロード向けの「Gクラス」などに街乗りとオフロードの両方に対応する7人乗りのGLBを加え、家族層などの需要も取り込めるようにする。

同日オンライン開催した発表会で、上野金太郎社長は「GLBは全てを兼ね備えた本格SUV」とした上で、「(メルセデスの)SUVラインアップを完成させる車だ」と語った。

メルセデスの販売台数におけるSUVの割合は世界では約35%だが、日本では約20%にとどまる。上野社長は「日本のSUV市場には伸びしろがある」と期待感を示した。新車種の発表は2019年7月の「Aクラス」以来約1年ぶりとなる。

GLBでは地上から車の底面までを最低で約20センチメートルと高めに設定しており、段差などが多い悪路でも力強い走りができるようにした。デザインは「Gクラス」に近い角張ったイメージに仕上げ、悪路に強いSUVらしさを強調した。

3列シートを採用し、「GLC」とほぼ同じサイズながら7人乗りの広い車内空間にした。3列目のシートを倒すと荷室は500リットルになり、5人乗った状態でゴルフバッグ2個が積める広さだ。街乗りからキャンプなどレジャー用途まで幅広く対応できるようにした。

音声認識機能など先進装備も充実させた。人工知能(AI)による音声認識機能「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を搭載する。「ハイ、メルセデス」と車に呼びかけると、対話しながら音楽を選んだり車内の空調を調節したりできる。前席にはスマートフォンを無線で充電できる機能を標準装備した。

運転支援機能は旗艦車種「Sクラス」と同水準にした。歩行者や他の車両と衝突しそうになると、自動で緊急ブレーキを作動する。運転者がウインカーを点滅させると前方車の有無を認識して自動で車線を変更する機能や、高速道路での渋滞時には、停車してから30秒以内なら自動で再発進する機能などを搭載する。

メルセデスは同じく25日、小型SUVの新型「GLA」も発表した。14年の発売以来、初の全面改良となる。後席の足元のスペースを11.6センチメートル広くするなど快適さを向上したほか、先進装備や運転支援機能を充実させた。価格は502万円から。

GLB、新型GLAともに25日に発売し、7月ごろに納車を始める予定だ。

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