民泊、6月予約は78%増 エアビー調べ、近場が人気

2020/6/25 13:06
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新型コロナウイルスの影響で苦戦していた民泊の需要が戻りつつある。民泊仲介大手の米エアビーアンドビーによると、6月7~13日の間、同社サイトで予約された国内民泊の予約数が前年同期比78%増だった。大都市から近い場所で、貸し切りの物件などが人気だという。同社は独自の清掃ガイドラインを設けるなどして近場旅行の需要喚起に取り組み、登録物件の増加にもつなげたい考えだ。

民泊も大都市周辺での予約が戻りつつある(埼玉県内)

民泊も大都市周辺での予約が戻りつつある(埼玉県内)

■貸し切りタイプの予約増

同社によると、大都市から80キロメートル圏内の予約が前年同期比1.6倍と増えており、まずは近場の旅行が回復してきているという。特に人気があるのが一軒家やマンションなどを貸し切れるタイプの民泊で、予約全体の約8割を占める。密接・密集・密閉の「3密」を避けられる点が人気を集めているという。

民泊の利用を促すため、同社では専門家の助言をもとに独自の清掃ガイドラインを策定。オーナーが何を基準に部屋を清掃すべきかどうかを、チェックリストを設けて示すなど工夫する。30日からは、自社サイトで近場の民泊物件の利用を促進するキャンペーンを実施するなどして、近場の旅の需要を掘り起こす。

■「コロナ禍で新たな使い方」

新型コロナの影響による訪日外国人客(インバウンド)の減少などで、民泊は厳しい状況が続いている。しかし最近では、テレワークをしながら休暇をとる「ワーケーション」などで民泊を利用する人も増えている。エアビーアンドビー日本法人の田辺泰之代表は「コロナ禍で民泊の新たな使い方が生まれてきている。民泊にとって追い風と捉えて様々な取り組みを進めたい」と話す。

(長田真美)

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