NYダウ反落、710ドル安 コロナ感染の再拡大を懸念

2020/6/25 5:09 (2020/6/25 5:41更新)
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【NQNニューヨーク=張間正義】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比710ドル16セント(2.7%)安の2万5445ドル94セントで終えた。世界の新型コロナウイルス感染が拡大しており、投資家心理を冷やした。景気敏感株を中心に幅広い銘柄が売られ、ダウ平均の下げ幅は800ドルを超える場面もあった。

米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると新型コロナの世界の1日当たり感染者は23日に16万5000人と、過去3番目の多さになった。米国では経済活動を早期に再開したテキサス州やフロリダ州で新規感染者が過去最高を更新し続けている。経済規模の大きい州が一つでもロックダウン(都市閉鎖)を再開すれば「株式市場のショックにつながる」(米国野村証券の雨宮愛知氏)との懸念が強まった。

ニューヨーク州のクオモ知事が24日、感染者数の多い州からの旅行者について、14日間の自主隔離を求める方針を示した。24日時点ではフロリダやテキサスなど9州が対象となり、移動制限が米経済の回復に水を差すとの見方が出た。

景気敏感株の下げが目立った。銀行のバンク・オブ・アメリカとシティグループは4%安。米国内の移動制限の再開が警戒され、デルタ航空など空運株は軒並み大幅安となった。旅客需要の低迷が航空機受注に響くとの見方から、航空機のボーイングも6%下げた。

このところ上昇基調にあったハイテク株も利益確定売りに押された。前日に上場来高値を更新したソフトウェアのマイクロソフト、スマートフォンのアップル、ネット通販のアマゾン・ドット・コムはいずれも安い。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は9営業日ぶりに反落した。前日比222.20ポイント(2.2%)安の9909.17で終えた。

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