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HIS、今期200億円のコスト削減 店舗閉鎖などで業務効率化

旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は24日、2020年10月期通期の業績予想を未定とするとともに200億円のコスト削減を図ると発表した。国内外527店舗のうち1年以内に80~90店舗を閉鎖するなどして業務を効率化する。新型コロナウイルスの影響で旅行事業の先行きが不透明なため融資枠も設定して手元資金を確保する。

20年10月期は配当も未定にすると発表した。HISの主力の旅行事業は新型コロナの感染拡大を受け、海外ツアーの催行が相次いで中止となった。収入が減少しているほか、旅行の前受け金の返金が発生。4月末時点の現預金の残高は1243億円で、1月末時点に比べ712億円減少しており、手元資金の確保が課題となっている。

オンラインで開催した説明会でHISの澤田秀雄会長兼社長は「海外旅行は今年いっぱい回復が難しいだろう。まずは経費削減に力を入れる」と話した。経費削減策として、一般社員の夏季賞与を見送った。経費以外に、ホテル事業や不動産取得といった設備投資費用も90億円削減することを決めた。

資金調達も進めており、既に三井住友銀行など3行と、計330億円のコミットメントライン(融資枠)を締結した。中谷茂最高財務責任者(CFO)は「1年後のリスクを勘案し、運転資金として必要な金額を調達した」と説明した。

同日発表した19年11月~20年4月期の連結最終損益は34億円の赤字(前年同期は49億円の黒字)だった。02年の上場以来、上期として初めて最終赤字となった。

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