テンセント系、台湾の音楽会社と提携 エンタメ強化

アジアBiz
2020/6/24 19:17
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【広州=比奈田悠佑】中国のネット大手、騰訊控股(テンセント)の音楽配信子会社、テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループは、台湾の音楽会社、豊華唱片(フォワード・ミュージック)と提携したと発表した。テンセントは音楽関連で米系大手にも出資し、娯楽事業を強化している。

テンセントグループの音楽配信サービスで、豊華グループのアーティストの楽曲を配信する。豊華は1990年代から活躍するポップス歌手の張恵妹さんなど中国大陸でも人気のアーティストの楽曲の権利を持つ。

テンセントの本社ビル(広東省深圳市)

テンセントの本社ビル(広東省深圳市)

テンセントは娯楽分野でM&A(合併・買収)を積極化している。3月までには仏メディア大手ビベンディ傘下で世界最大の音楽企業、米ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)、6月には米音楽出版・レコード大手ワーナー・ミュージック・グループの株式を取得した。

音楽やゲームなどテンセントが主力とする娯楽関連事業は足元で好調を維持している。新型コロナウイルスの流行後に「巣ごもり消費」が拡大したためだ。1~3月期の売上高は前年同期比26%増の1080億元(約1兆6200億円)、純利益は同6%増の288億元だった。

株式市場もこうした「ウィズコロナ」への対応力を高く評価している。同社の24日終値時点の時価総額は4兆6889億香港ドル(約64兆5千億円)と、中国のネット業界のライバルで、アジア企業最大のアリババ集団(時価総額は4兆7516億香港ドル)と激しく競っている。

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