/

ロッテ創業者が遺言状 「後継者は次男」

【ソウル=細川幸太郎】韓国ロッテグループは24日、今年1月に死去した創業者の重光武雄(辛格浩=シン・ギョクホ)氏の遺言状が見つかったと発表した。2000年3月に自筆で書かれたもので、「ロッテグループの後継として次男の重光昭夫(辛東彬=シン・ドンビン)を指名する」と明記されていたという。

遺言状は武雄氏の遺品整理の過程で、今春に東京の執務室内の金庫から見つかったという。6月11日に裁判所で法定相続人全員の代理弁護士立ち会いのもとで開封され、内容を確認した。

創業者次男の重光昭夫氏がグループ経営を掌握する

ロッテ関係者によると、遺言状には昭夫氏の後継指名と共に、長男の重光宏之(辛東主=シン・ドンジュ)氏についてはグループ各社の経営や人事に直接関与しないように書かれていた。武雄氏自身の持ち株など遺産相続については記述がなかったという。

日本のロッテホールディングス(HD)は7月1日付で昭夫会長が社長を兼務すると発表。佃孝之社長は取締役特別常任顧問に就く。遺言状の公開を受けて昭夫氏は「創業者の意向により、グループの発展と全社員の明日のために努力する」とのコメントを発表した。

ただ、昭夫氏と対立する宏之氏側は24日、「遺言状は法律的な要件を満たしておらず、20年前と状況が大きく変わっている」との立場を表明した。同日にはロッテHDの株主総会が都内で開かれ、大株主である宏之氏が昭夫会長の解任を求める株主提案を出したが否決された。

韓国と日本を中心に売上高8兆円の巨大財閥ロッテグループは、トップを務める昭夫氏と宏之氏が日本法人の経営権を巡って激しく対立してきた。98歳で死去した創業者の武雄氏は晩年、判断力が鈍っていたとの指摘もあった。今回、20年前に書かれた遺言状が発見されたことで、昭夫会長側は「創業者の考えを確認できた」としている。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン