保守系が先に反対集会 慰安婦運動の「聖地」で

日韓対立
2020/6/24 18:21
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【ソウル=鈴木壮太郎】元慰安婦支援団体が毎週水曜日昼にソウルの日本大使館前で開いている「水曜集会」。慰安婦支援運動の「聖地」といえる場所だ。これに対して保守系団体が24日、集会届を先に提出し、元慰安婦に反対する珍しい集会が開かれた。

保守団体の集会場所を不法占拠する学生グループ(24日、ソウルの日本大使館前)

水曜集会は元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が開く。警察への集会開催の届け出は1カ月前からできる。24日の届け出は保守系市民団体「自由連帯」に先を越されて指定席を明け渡した。

これに収まらない一部の学生グループは慰安婦を象徴する少女像を取り囲んで座り込み、会場を不法に占拠した。警察は解散しないと処罰対象になると警告したが最後まで居座った。警察も強制的な排除はしなかった。

保守系団体は正義連と支援活動を長く仕切ってきた尹美香(ユン・ミヒャン)前代表(現革新系与党「共に民主党」議員)が自らの利益のために慰安婦を利用してきたと批判した。尹氏の議員辞職などを求めた。

聖地を明け渡した正義連は隣の広場で水曜集会を開いた。1992年に始まった集会が違う場所で開催されるのは初めてだ。警察の警備もあって保革が衝突することはなかった。自由連帯は7月第1週と第2週の水曜日の集会届もすでに出しており、保革のにらみ合いがしばらく続きそうだ。

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