富山の仁光園、酒粕活用の鶏卵 若鶴酒造から調達

北陸
富山
2020/6/24 16:20
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鶏卵生産の仁光園(富山県高岡市)は7月1日、酒粕(かす)で育てたニワトリが産んだ卵を発売する。若鶴酒造(同県砺波市)の生産工程で出た酒粕を活用する。仁光園は飼料の一部に輸入大豆の粕を使っている。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに飼料の輸入が滞ったときの備えが必要と考え、酒粕に着目した。

「ちどりたまご」は6個入りで税別450円

商品名は千鳥足にちなみ「ちどりたまご」とした。価格は6個入りで税別450円。若鶴酒造本社に隣接する販売店や、富山県西部の一部の「道の駅」で売る。通常の卵よりうまみが強く、酸味や渋みは抑えられているという。

ちどりたまごの飼料は富山県産米が50%、酒粕が15%で、残りは輸入大豆など。仁光園はこれまで県産米と輸入大豆を中心としてきた。島哲哉社長は「サプライチェーンに影響が出ると、鶏卵を安定供給できないと考え始めた」と話す。

飼育小屋で放し飼いしている6000羽のうち、まず600羽でちどりたまごを生産する。若鶴酒造では年間41トンの酒粕が出る。粕汁や粕漬けに使われたが、最近は消費量が減り「使い方を模索していた」(若鶴酒造の稲垣貴彦取締役)。一部を仁光園に提供する。

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