「頼られる強い銀行に」 佐藤・東邦銀新頭取が抱負

2020/6/24 15:00
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24日付で東邦銀行の頭取に就いた佐藤稔氏は日本経済新聞などの取材に応じ、「地域に頼られる強い銀行を目指す」と抱負を述べた。新型コロナウイルスの感染拡大で与信コスト増が見込まれるなか、「経済変動を吸収するのも地銀の役割」と指摘。「そのためにも体力や規模が必要になる」として経営基盤強化に努める考えを示した。

東邦銀行の佐藤稔頭取

佐藤頭取はコロナ禍での取引先の経営状況について「当行も必死で資金繰りを支えており、当初懸念したほど急激な悪化はみられない」とする一方、「先は見通せず、ある程度の信用コスト増加を覚悟している。地銀は経済変動を吸収しなければならない」と話した。

そのうえで「今取り組むべきは信用コストの低減だ。資金支援後、事業回復や人手不足など企業が抱える悩みに応えたい。コンサルティング力を磨く」と強調した。

福島銀行と資本・業務提携したSBIホールディングスを巡っては「我々もSBIの(中小企業向け)ファンドに出資し、ビジネスマッチングなどを一緒にやっている。付き合いは今後も続けたい」と述べた。SBIが掲げる地銀連合構想に関しては「コメントできる状況にない」とした。

東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故から来年で10年となるのを前に、官民で新産業創出を目指す「福島イノベーション・コースト構想」を重点課題に挙げ、「地元がもっとアイデアを出さないといけない」と指摘。「当行も企業の後押しにとどまらず、自ら動いて需要をつくる必要がある」と話した。

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