ゴーン再生計画をなぞる日産の幸運 三菱自動車の嘆息
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拡大路線の失敗により、2020年3月期連結決算で最終損益が6712億円の大赤字を計上した日産自動車。復活の鍵を握るのが、多目的スポーツ車(SUV)「エクストレイル」だ。全面改良に成功した後、再生の象徴にスポーツ車「フェアレディZ」を投入する算段である。カルロス・ゴーン元会長が輝いた20年前の復活劇をなぞるようで芸はないが、車種の巡り合わせに内田誠社長の運の強さを感じる。ただし、「再生後」の成長戦略は絵に描い...
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