プーチン氏、経済対策強化を表明 改憲投票控え

2020/6/24 4:29
保存
共有
印刷
その他

プーチン氏は改憲法案の投票を前に経済対策の強化を表明した(23日、モスクワ)=AP

プーチン氏は改憲法案の投票を前に経済対策の強化を表明した(23日、モスクワ)=AP

【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策の強化を表明した。同氏の5選を可能にする憲法改正法案の是非を問う全国投票を7月1日に控え、「長期的な国の発展には国民の意志が重要だ」と述べ、改憲に支持を呼びかけた。

国営テレビで23日に放映した演説で語った。演説は約50分間にわたり、感染対策の成果と経済支援策を強調した。国民の収入と雇用の確保を課題に挙げ、経済復興策として地方財政への追加支援やIT企業の法人税引き下げなどを並べた。

失業手当の増額などこれまでに実施した生活支援策の延長も発表した。失業者数を2021年に感染拡大前の水準以下に減らすとの目標を示し、政府に対策を指示した。高所得者の所得税率を一部引き上げ、難病の子供の治療支援に充てることも明らかにした。

7月1日に投票を実施する改憲法案は事実上、プーチン氏の信任投票となっている。同氏は経済対策の強化を打ち出し、生活水準の低下に不満を持つ国民の支持を得たい考えとみられる。同法案には物価に応じた年金の見直しなど国民受けを意識した内容が盛り込まれ、投票を呼びかける宣伝で強調されている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]