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米ギリアド、がん免疫薬ベンチャーに出資 300億円

【ニューヨーク=西邨紘子】米医薬大手のギリアド・サイエンシズは23日、スタートアップ企業のピオニール・イミュノセラピューティクスに出資すると発表した。将来の子会社化も視野に入れる。成長事業と位置づけるがん分野で、治療薬の品ぞろえを拡充する。

ギリアドは2億7500万ドル(約300億円)でピオニール株式の49.9%を取得する。ピオニールが手掛けるがん治療薬の開発の進展に応じ、11億5000万ドルの追加金も支払う。ギリアドは残るピオニール株を3億1500万ドルで買い取る権利も得る。

がん分野では近年、患者の持つ免疫を利用してがん細胞を攻撃し、治療につなげる「がん免疫薬」の開発が進む。幅広い種類のがんに効果を持つ米メルクの大型薬「キイトルーダ」を筆頭に、関連薬の売り上げも急拡大する。ピオニールはがん免疫薬と併用することで治療効果を高める医薬品などを開発する。新薬候補2種が近く臨床試験(治験)段階に入る見通しという。

ギリアドは従来、抗ウイルス分野を主力事業としてきた。抗ウイルス薬「レムデシビル」が新型コロナウイルスの治療薬として日米で特例承認を受けている。近年、次の成長事業としてがん分野を重視する姿勢を打ち出し、積極的な事業買収で業容を広げている。3月にも約49億ドルで米バイオ医薬ベンチャーのフォーティー・セブン買収を決めた。

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