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世界最小の恐竜卵化石、兵庫・丹波で発見 筑波大など

「ヒメウーリサス・ムラカミイ」の標本写真。矢印は卵の輪郭を示している(筑波大学・兵庫県立人と自然の博物館提供)

筑波大学の田中康平助教らの研究グループは23日、兵庫県丹波市で大型の草食恐竜「丹波竜」などが発掘された約1億1000万年前の前期白亜紀の地層から、世界で最も小さい恐竜の卵の化石を発見したと発表した。長さは4.5センチメートル、幅は2センチメートル、重さは推定10グラムとウズラの卵ほどで、分析したところ新種と判定された。

同市は丹波竜などが発掘された国内有数の恐竜化石の産地として知られる。2019年1~3月の大規模発掘調査などで、過去の発掘地点から6~7メートル上位にある地点で調べたところ、形状をとどめた4点の卵化石や約1300点の卵殻化石が見つかった。これらは密集していたことから巣の残骸と考えられるという。

「ヒメウーリサス・ムラカミイ」の標本写真。白線は卵の輪郭、黒色は卵殻を示している(筑波大学・兵庫県立人と自然の博物館提供)

見つかった卵化石や卵殻化石は獣脚類と呼ぶ二足歩行の肉食恐竜の卵とみている。

今回見つかった卵化石の新種について、日本語の「小さい」を表す「ヒメ」、「卵の石」という意味のギリシャ語「ウーリサス」、丹波竜の第一発見者である村上茂氏にちなんで学名を「ヒメウーリサス・ムラカミイ」と名付けた。

「ヒメウーリサス・ムラカミイ」(卵)と推定されるその親恐竜の復元図(長手彩夏提供)

卵殻化石でも別の新種が見つかり、「兵庫の繊細な卵の石」を意味する「サブティリオリサス・ヒョウゴエンシス」と命名した。

丹波市では前期白亜紀の地層で恐竜の卵殻化石が計6種類見つかっており、「多様性が世界で最も高い地域」(田中助教)。今後は恐竜の繁殖行動を解明し、丹波が豊かな繁殖地だった要因などを分析する方針だ。

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