[英文]ロヒンギャ難民、各国のコロナ対策で苦境に
6月にマレーシアがボートで漂流していた数百人のロヒンギャ難民を保護したが、例外に過ぎない。ミャンマーから逃れたイスラム系少数民族ロヒンギャの多くは海上で食料と水不足に苦しんでいるが、東南アジアやインドなどで難民と認められずに上陸を拒否されるケースが多い。
直近では新型コロナウイルスの感染予防が、各国が上陸拒否を正当化する理由になっている。インドネシアなどは国境警備隊のヘリコプターや船がパトロールし、難民を乗せたボートが領海に入るのを拒んでいる。
世界がコロナ後のニューノーマルを模索するなか、虐げられた人々をいかに保護するのかも問われる。東南アジア各国の政府は安全を求めるロヒンギャ難民の保護に向け、地域協力を進める必要がある。
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