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ドイツで再びロックダウン 西部の郡で、解除後初

【フランクフルト=深尾幸生】独西部のノルトライン・ウェストファーレン州政府は23日、同州のギュータースロー郡を都市封鎖(ロックダウン)したと発表した。郡内の工場で新型コロナウイルスの集団感染が起き、流行が広がるのを防ぐための措置だ。

ドイツで4月後半から制限が段階的に緩和されて以降、ロックダウンが導入されたのは初めて。同州のラシェット首相は記者会見で「ドイツで初めて数週間前の状態に戻る」と述べた。

ロックダウンはまず6月30日までとする。一緒に住む家族以外の2人以上との接触を制限するほか、飲食店の営業も一部制限する。域外への移動は禁止せず、自粛を要請する。ギュータースロー郡はドイツ中西部に位置し、人口は約37万人だ。

同郡にある食肉加工工場では従業員1500人以上が新型コロナに感染し、先週までに全従業員7千人が隔離されていた。現地メディアによると、同地域での食肉加工工場の従業員以外の感染者は24人にとどまっているという。ラシェット首相は、予防措置であることを強調した。

ドイツでは1人の感染者が何人にうつすかを示す「実効再生産数」が21日に2.88、22日に2.76となるなど数週間ぶりの水準に跳ね上がっている。実効再生産数は1を下回ることが流行収束の目安とされ、ドイツの制限緩和の根拠に用いられてきた。

ノルトライン・ウェストファーレン州だけでなく、ベルリンなどでも新規感染者数が増えている。ドイツではこれまでに19万人以上が新型コロナに感染し9千人以上が死亡した。

ポルトガルやスペインでも、制限緩和後に新規感染者数が増えたことから、一部の地域で再び制限を強化している。

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