安川電機、試作ゼロに挑む 失敗経験をデータで共有
[有料会員限定]
安川電機が「試作ゼロ」のものづくりの実現に向け動き始めた。過去の失敗で得た教訓など開発や生産における「暗黙知」を技術者が広く共有。2025年までに現場の無駄なすり合わせを不要にし、最終的には開発費を半減する。デジタル技術を活用し、需要変動に柔軟に対応できる生産体制を築く。
開発現場で認識のずれ
「新製品のラインアップ全てを試作するのは無駄だ。10のうち7は無くても済むようにしよう」。北九州市の本社では、改革の実行部隊のICT戦...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1785文字