吉野家やKFC、レジ袋無料継続 バイオマス素材配合

2020/6/23 17:01
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吉野家や日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は7月1日から事業者に義務付けられるプラスチック製レジ袋有料化への対応をめぐり、無料配布を続けると相次ぎ発表した。吉野家は25%、KFCは30%のバイオマス素材をそれぞれレジ袋に配合し、有料化の義務の対象外とする。環境と顧客の利便性への配慮の両立を狙う。

バイオマス素材を25%配合した吉野家のレジ袋。7月1日からテークアウト品に利用する

レジ袋有料化を巡っては、動植物に由来するバイオマス素材の重量がレジ袋の25%以上を占める場合は省令に基づく有料化義務の対象に含まれない。

吉野家は衛生面の観点からエコバッグよりもレジ袋の方がテークアウト商品を安定して運べるとして、無料配布の継続を決めたとしている。全国約1200店舗となる吉野家全店で、7月からバイオマス素材を25%使用したレジ袋を採用。年間約35トンの石油由来プラスチックの削減につなげるという。

日本ケンタッキー・フライド・チキンも全店で6月末までに切り替える。油などが染み出るテークアウト商品を運ぶ際にレジ袋が適切であることや、新型コロナウイルス対策で顧客との会話を控えることを目的に、無料配布を続けることにした。

これに関連し、セコマ(札幌市)もコンビニエンスストア「セイコーマート」などで配布するレジ袋の無料配布を続けると発表した。バイオマス素材を30%配合する。

レジ袋有料化は環境保全のため社会全体の使用量を抑えることが目的。ただ、海洋プラスチックごみの削減や、二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる場合は有料化の対象外と定めている。企業に環境配慮を求める動きは機関投資家からも強まっており、事業者側は対応を迫られそうだ。

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