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北朝鮮批判ビラ、風船で50万枚 韓国の脱北者団体

【ソウル=恩地洋介】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」は23日、北朝鮮の体制を批判するビラ50万枚をつるした大型風船20個を、22日深夜にソウル北方の京畿道坡州市から北朝鮮に向けて飛ばしたと明らかにした。北朝鮮は公式メディアを通じて連日のように脱北者団体や韓国政府を批判しており、一段と反発姿勢を強める可能性もある。

一夜明けて発見された大型風船(23日、韓国・江原道洪川)=聯合・AP

自由北韓運動連合によると、風船にはビラのほかに韓国の発展を紹介する小冊子やSDカード、1ドル紙幣を同封した。聯合ニュースによると、風船の一つは23日午前、坡州市から南東に約70キロ離れた韓国側の江原道の山間部で見つかった。

北朝鮮は同団体が5月31日にまいた批判ビラを理由に韓国批判を展開した。16日には開城の南北共同連絡事務所を爆破し、さらなる報復措置を予告している。韓国を糾弾する1200万枚のビラを印刷し「歴代最大規模の対敵ビラ散布闘争」を準備していると主張、22日には非武装地帯(DMZ)に対韓批判を宣伝する拡声器を設置した。

北朝鮮の反発を受け、韓国政府は北朝鮮の批判ビラをまく活動が南北交流協力法違反に当たるとして自由北韓運動連合などを刑事告発した。同団体が朝鮮戦争の勃発から70年にあたる25日に再び風船を飛ばす計画を公表したことから、警察当局は坡州市周辺の警備を強化していた。

ビラには金正恩(キム・ジョンウン)委員長の独裁体制を批判する文章や、暗殺された異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏の写真などが掲載されている。自由北韓運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表は日本経済新聞のインタビューで「表現の自由は憲法で保障されている。韓国政府はなぜ北朝鮮の側に立つのか」と語っていた。

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