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名大発新興、放熱機能素材の生産強化 3億円調達

名古屋大学発スタートアップのU-MAP(ユーマップ、名古屋市)は電子機器の放熱性を高める新素材の生産体制を強化する。ベンチャーキャピタル(VC)のリアルテックファンド(東京・港)や京都大学イノベーションキャピタル(京都市)から約3億円を調達した。集めた資金で新素材の試験製造ラインの設置や品質保証体制の整備を進める。

「サーマルナイト」は単結晶の窒化アルミニウム素材で放熱性が高いという

ほかにOKBキャピタル(岐阜県大垣市)など3社がユーマップの第三者割当増資を引き受けた。同社は名古屋大の宇治原徹教授の研究を基に2016年に設立したスタートアップ。セラミックスや樹脂に加えると、放熱性が高まる窒化アルミニウム素材「サーマルナイト」を開発している。

従来は名古屋大学内で生産していたが、自社で製造ラインを設けて生産能力を15倍の年間300キログラムに増やす。セラミックスや樹脂など素材メーカーに販売していく。

スマートフォンやパソコンなどの電子機器や電気自動車(EV)では、半導体や電池が熱を持つことが機器の寿命や稼働効率の低下につながっている。ユーマップの素材を使えば部品の小型化が見込めるという。サーマルナイトは熱伝導率が高く、例えばスマートフォン部品に使うと内部の半導体が持つ熱を効率よく放出できる。

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