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あおり運転、一方的な思い込みが半数 警察庁初調査

警察庁は23日までに、2018年と19年の2年間に全国の警察が危険運転致死傷罪や刑法を適用して摘発したあおり運転計131件を初めて詳細に調査し結果をまとめた。加害者側の9割超が「進行を邪魔された」などと被害者側の行為を原因に挙げたが、捜査では半数しか確認されず、約5割は加害者の一方的な認識だったとみられる。

あおり運転を厳罰化した改正道交法は30日施行。規則やマナーを守った冷静な運転が改めて求められる。

警察庁によると、自動車運転処罰法の危険運転致死傷罪を適用したあおり運転は58件、刑法の暴行や強要罪などは73件あった。

摘発事件数は131件だったが、うち2件は被害者でも加害者でもあるケースだったため、警察庁は133件として調査した。

類型別(重複あり)では幅寄せや蛇行運転などの安全運転義務違反が最多の56件。急ブレーキ禁止違反48件、車間距離の保持違反44件、進路変更禁止違反42件と続いた。

あおり運転の原因は、加害者側の認識では「進行を邪魔された」が最多の47件で、「割り込まれた・追い抜かれた」29件、「車間距離を詰められた」11件など。9割超の計122件で被害者側の行為に端緒があったとしている。しかし、捜査で実際に被害者側がそのような行為をしたと確認できたのは58件だった。

加害者の性別は男性が128人で大半を占めた。被害者も男性が114人に上った。年齢別では加害者は40代が36人、被害者は50代が34人で最多。一方、年齢別免許保有者10万人当たりで見ると加害者、被害者ともに10代がトップだった。

発生曜日は土日が計52件で約4割。発生場所は高速道路31件、一般道102件だった。高速では2キロ以上に及ぶあおり運転が14件あった。

都道府県別では北海道の13件が最多で、福岡12件、東京、京都、大阪の8件などの順だった。〔共同〕

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