Apple、スマホOSを刷新 ホーム画面を「自分仕様」に

2020/6/23 5:39 (2020/6/23 6:32更新)
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【シリコンバレー=奥平和行】米アップルは22日、スマートフォン「iPhone」の基本ソフト(OS)を刷新すると発表した。ホーム画面に「ウィジェット」と呼ぶ小さな情報画面を表示できる機能を追加し、一人ひとりの利用者が自分の好みに応じてデザインを変えられるようにする。今秋から一般の利用者への提供を始める。

22日、インターネットを通じて配信した年次開発者会議「WWDC」の基調講演で「iOS14」を発表した。正式版の提供に先立ち、22日からアプリの開発者に公開した。一般の利用者も7月からベータ版(試用版)の利用が可能になる。「iPhone6s」以降の機種に対応する。

米アップルは「iOS14」でウィジェットに対応し、利用者がホーム画面をカスタマイズできるようにする。

米アップルは「iOS14」でウィジェットに対応し、利用者がホーム画面をカスタマイズできるようにする。

iPhoneのホーム画面は従来、正方形のアプリが並ぶデザインだった。iOS14は米グーグルの「アンドロイド」と同様に、カレンダーやニュース、音楽再生といったアプリで、関連情報を簡易表示するウィジェットに対応する。ウィジェットのサイズは複数から選べるようにする。

さらに、ゲームやSNS(交流サイト)といった分野ごとにアプリを整理して一覧表示する「アップライブラリー」を追加する。スマホのメモリーの容量拡大とともに利用者が搭載するアプリが増え、必要なアプリを探すのが難しくなっている。人工知能(AI)を使った推薦や「最近使ったアプリ」をまとめて表示する機能により、使い勝手を高める。

アプリをダウンロードしなくても一部機能を使える「アップクリップ」により、小売店やサービス提供企業の支援を強める考えも示した。利用者は店頭などでアップルが新規開発した「アップクリップコード」をスマホのカメラで撮影し、アプリを起動させて利用。気に入ったらアプリをダウンロードするといった使い方を想定している。

ほかのアプリを使っている最中でも小型の画面を立ち上げて動画の再生を続けられる「ピクチャー・イン・ピクチャー」や、地図アプリに自転車や電気自動車(EV)で移動する際の経路を示す機能、アプリのプライバシー関連情報を統一形式で表示するといった機能も追加する。

タブレット端末「iPad」や腕時計型端末「Apple Watch」に搭載するOSも刷新する。「iPadOS14」は手書きの文字を認識してデータに変換し、検索や編集を可能にする。「watchOS7」では、画面のデザインを知人や友人と共有し、手洗いを検知して洗い方を指導する新機能などを追加する。

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