NY博物館、元大統領の像を撤去 「差別的」と批判

2020/6/23 2:27
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【ニューヨーク=吉田圭織】ニューヨーク市の自然史博物館の入り口にあるセオドア・ルーズベルト元米大統領の像が撤去されることが22日までに分かった。馬に乗ったルーズベルト氏の両側に黒人と先住民族の男性が付き従っているデザインで、人種差別的だとの批判を受けていた。

セオドア・ルーズベルト元大統領の像は人種差別的として批判されていた(6月、ニューヨーク)=ロイター

同市のデブラシオ市長は22日、記者会見で「白人が有色人種の人より優れていると表すようで許せない」と批判し、像の撤去を求める博物館の要請を受け入れると明らかにした。

博物館は21日、ウェブサイトで「像の撤去は包括的な社会の構築に向けて進歩していることを象徴する」と説明し、像を所有する市に撤去を求めた。像の撤去を巡っては2017年から議論が繰り返されており、19年には像の歴史と人種差別的なデザインに焦点を当てる展示を開いた。

一方、トランプ米大統領は22日、撤去について「ばかげている。やめろ!」とツイッターで反発した。

米国では中西部ミネソタ州で白人警官による黒人男性暴行死を受けて、人種差別問題の解消を求めて抗議するデモが各地で続いている。最近ではかつての奴隷制度や黒人差別を容認していたとされる人物の像や記念碑の撤去を呼びかける動きが広がっている。

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