キヤノンメディカル、ロシアのヘルスケア大手と合弁

キヤノンの医療機器子会社、キヤノンメディカルシステムズはロシアのヘルスケア大手であるR-Pharm Holdingと合弁会社を設立すると22日発表した。ロシアやカザフスタンなど9カ国でキヤノンメディカルの医療機器の販売や保守に取り組む。将来的には現地生産も目指し、海外事業の拡大を図る。
新会社「RP キヤノンメディカルシステムズ」をモスクワに設立する。資本金は800万ルーブル(約12億円)で、折半出資する。7月にも事業を始め、キヤノンメディカルが製造するコンピューター断層撮影装置(CT)など画像診断装置を販売する。
キヤノンメディカルは欧州子会社を通じて、ロシア地域で機器販売を手がけている。現地企業との合弁会社を通じて、より大型案件の受注を目指す。