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プロ野球とJリーグ、生観戦解禁へ 感染防止策手探り

プロ野球とサッカーのJリーグが7月10日から観客を入れて公式戦をすることが決まった。各球団やクラブは感染者が出た場合に備えて観客の身元を事前に確認したり、座席の間隔を空けたりすることを検討。ファンサービスと感染防止策の両立に気を配る局面が続く。

無観客で行われたプロ野球の巨人対阪神戦(19日、東京ドーム)

プロ野球とJリーグは22日の専門家との対策会議を受け、7月10日から観客を入れることを決めた。収容人員の50%か、5千人の少ない方を上限とする政府の指針を目安に観客を入れていく。ともに無観客ながらプロ野球は6月19日に開幕し、Jリーグも1部のJ1が7月4日に再開する。

プロ野球では全球団が入場時に観客を検温するためのサーモグラフィーなどの配備を終えた。

6月23日の2軍戦(甲子園)に観客300人を入れて予行演習する阪神は「7月からいきなりやれと言われても現場も戸惑う部分がある。保健所とも相談しながらポイントを確認したい」としている。

各球団は感染者が出た場合に座席を特定できるよう、個人情報を把握できる形でチケットを売ることを検討している。巨人は「できるだけ速やかに決め近日中に公表したい」(広報部)という。

J1浦和レッズは7月12日予定のホーム試合の観客を、年間チケット保持者のうち会員歴が25年以上の人に限定する。当初は個人情報を把握しやすい会員を優先し、徐々に販売対象を広げる。

他のクラブも、会場内では観客に横隣は2席、前後は1列を空けて座ってもらうなどの対策を取る。

Jリーグ全体でも、アウェーの観客が来場できるのは8月1日以降の予定とし、それまでは飲食物の販売を見合わせる。応援でも大声を上げることは自粛を求める。アルコール販売をいつから許可するかは議論中だ。

会場の最寄り駅や近くの飲食店に人が集まりかねない「密」をどう解消するかも難題だ。プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「各球団が自治体や交通機関と細かく打ち合わせ、どうリスクを減らすか議論を重ねなければならない」と話す。

Jリーグは、待機の列が密集しないよう対策をクラブに求める指針を定めた。クラブ関係者は「時間をずらして来場してもらうなどお願いするのは難しい。入場してもらうまでに(平時より)時間がかかるかも」と悩ましげで、手探りが続く。

プロスポーツの観戦解禁は、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックに向けた試金石にもなりそうだ。国内で野球とサッカーは他のスポーツと比べて観客数が多い。大会関係者は「コロナ対策をしながら円滑に運営できるか、どれぐらいのコストが必要になるかなどを参考にしたい」と注目する。大会組織委員会や政府は本番に向けたコロナ対策を検討している。

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