JERA、浮体式風力開発へ新会社 仏社と共同

2020/6/22 17:42
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東京電力ホールディングス中部電力が折半出資するJERAは22日、洋上風力発電を開発する新会社を設立すると発表した。仏ベンチャーのイデオルなどと共同で年内をメドに設立する。投資額などは今後詰める。風車を海上に浮かべる「浮体式」のノウハウを蓄積し、洋上風力の開発を加速させたい考えだ。

仏イデオルが設計に関わったフランスの浮体式洋上風力発電

このほど、イデオルと仏政府系投資会社との3社で新会社設立に向けた基本合意を結んだ。イデオルは浮体式設備の設計などを手掛けており、風車の土台部分を作る技術に強みを持つ。新会社は2020年代前半に予定されているスコットランドやフランスでの案件への入札を視野に入れる。

海底に固定して設置する「着床式」の洋上風力に対し、浮体式は深い海域での設置に向く。日本は欧州よりも遠浅の海が少なく、将来的には浮体式が主流になるとされている。ただ浮体式は着床式に比べ建設コストが高いことから、普及が進んでいないのが現状だ。

国内火力最大手のJERAは世界的な「脱炭素」の流れを受け、再エネ事業を強化している。再エネの発電容量は計画中の発電所も含め現在約200万キロワットだが、25年度までに500万キロワットまで増やす計画を掲げている。今後は着床式の洋上風力の開発にも力を入れ、計画の実現を目指す。

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