コーセルの今期、純利益4.8倍 電源需要が一部回復

2020/6/22 17:30
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電源装置のコーセルは22日、2021年5月期の連結純利益が前期の4.8倍の12億円になりそうだと発表した。前期に計上した事業再編の損失がなくなるほか、医療機器や半導体製造装置の電源販売が増える。主力のファクトリーオートメーション(FA)機器向けが大きく落ちこんだ前期の反動増も出る。

高温耐性を高めた電源「TUNS1200F」

電源需要の一部回復で売上高は前期比9%増の260億円を見込む。足元では次世代高速通信規格「5G」関連機器向けや、新型コロナウイルスの治療に使う人工呼吸器向けの電源のニーズが高まっている。

20年5月期の下半期からは半導体製造装置向けの注文も増えている。ただ、ピークだった18年5月期と比べると、20年5月期の需要は3分の2程度にとどまる。谷川正人社長は「ピーク時の水準には簡単に戻らない」と慎重な見方を示す。

小型電源と電圧変換器を7月から順次、発売することも発表した。高温耐性を高めた電源「TUNS1200F」の価格は税別3万3000円、絶縁性能に優れるDC-DCコンバーター「MHFS3」「MHFW3」はそれぞれ同1900円になる。

温度が上がりやすい屋外に設置される大型ディスプレーや、感電防止対策が求められるタッチパネル式の検査機器や医療機器などの需要を開拓する。5年後に合わせて年間5億4000万円の売り上げを目指す。

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