タイの旅客需要回復は23年 国営空港会社が予測

アジアBiz
2020/6/22 17:30
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【バンコク=村松洋兵】タイ空港会社(AOT)は自社が運営する国内6空港の旅客需要の回復が2023年ごろになるとの見通しを発表した。新型コロナウイルスの第2波が各国で広がり、外国人観光客の回復に時間がかかると見込む。

閑散とするタイ・バンコクのスワンナプーム空港(8日)=小高顕撮影

同社は国営で、バンコクや南部のリゾート地プーケットなど主要都市で空港を運営する。20年9月期(19年10月~20年9月)は航空機の便数が前年同期比45%減の49万便、利用者数が51%減の6900万人になると予測した。

タイは3月末に非常事態宣言を発令し、国際線旅客機の乗り入れと外国人の入国を原則的に禁止した。4、5月は利用者数がそれぞれ前年同月比99%、97%減少した。

22年9月期はやや回復するが19年9月期に比べた利用者数は23%減るとみている。各国でコロナ感染の第2波が発生し、タイ政府が入国規制を講じることを想定している。利用者数がコロナ以前の水準に戻るのは、23年9月期になるとみる。

同国航空最大手のタイ国際航空はコロナによる運航停止が響き、5月に経営破綻した。破産法に基づく会社更生手続きを申請し、経営再建を目指している。旅客需要の回復の遅れは同社の再建計画にも影響を及ぼす。

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