ダイソン、重量1.9キロのコードレス掃除機を発売

2020/6/22 17:02
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英ダイソンの日本法人、ダイソン(東京・千代田)は22日、重量を1.9キログラムと従来機種よりも25%軽くしたコードレス掃除機を発売した。毎分最大で12万回転する独自のモーターを搭載し、高い吸引力は維持している。日本のごみや生活習慣などに関する研究を生かした製品だという。

オンライン新製品発表会には創業者のジェームズ・ダイソン氏がビデオで登場した

発表会では他社製品と吸引力を比較した

ダイソンデジタルスリムは重量を従来機種よりも25%軽くした

「ダイソンならではの変わらない吸引力を実現した」。同社がオンラインで開いた新製品発表会には創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏がビデオで登場し、こう強調した。

今回発売する「Dyson Digital Slim(ダイソンデジタルスリム)コードレスクリーナー」は2019年に発売した最上位機種であるV11シリーズよりも25%軽く、サイズも20%小型化している。

クリーナーヘッド部分に限れば素材や設計の変更で約4割の小型化と軽量化を実現した。日本人の平均身長が低いことなどが小型軽量化を進めるきっかけになった。重要市場である日本の消費者にあわせた最適化だ。

直営店や公式オンラインストア、家電量販店などで22日から販売を始めた。オープン価格だが公式オンラインストアでは6万4900円(税込み)から販売している。

ダイソンデジタルスリムが軽量でも吸引力を維持している背景には、新開発したモーターがある。セ氏1600度で硬化したセラミック素材を採用し、毎分最大12万回転の稼働に耐える。全体的な設計でもヘッドからサイクロン、フィルターまで空気の流れが一直線になるように設計し、効率的な気流を実現した。

ダイソンが日本市場を重視する理由の1つに、家庭で掃除する頻度が高いことがあるという。同社はこれを「日本の家庭では目に見えない細かなごみまで取り除く習慣がある」と表現し、高機能な掃除機が普及する余地は大きいとみている。

英調査会社ユーロモニターインターナショナルによれば日本の掃除機市場でダイソンのシェアは14年に6%だった。これが19年には17%に達し、パナソニックに次ぐ2位につけているという。

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が普及し、自宅の清掃への関心は一段と高まっている。日本人に適した製品の販売に力を入れ、さらにシェア拡大を狙っていく。

(河端里咲)

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