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字名に「尖閣」 石垣市議会が変更可決 10月から効力

(更新)

沖縄県石垣市議会は22日、市の行政区域に含まれる尖閣諸島の住所地の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を、賛成多数で可決した。10月1日から効力が生じる。主権を持つと主張する台湾は、中国当局による尖閣諸島周辺での活動が石垣市による字名変更を引き起こしたとの見方を示した。

沖縄県の尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島(2012年9月)=共同

議案は今月9日、中山義隆市長が市議会に提出。市の担当者は取材に「『尖閣』の文字を入れることで、石垣島市街地の字名の登野城と混同して起きる行政手続きの事務的なミスを防ぐため」と説明した。

尖閣諸島周辺の領海では5月上旬、日本漁船が中国海警局の船に追尾された。今回の変更は中国などへのけん制ではないかとの見方もある。中山氏は22日の可決後、報道陣に「政治的な意図はなく、行政手続きの範囲内だ」と述べた。

台湾との関係については「漁民同士の交流など、これまでの信頼関係がある。行政手続きだということを明確に伝え、交流を続けていきたい」と話した。

 尖閣諸島の住所地の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を賛成多数で可決する沖縄県石垣市議会(22日)=共同

台湾総統府の報道官は「中国の公船が長期にわたって関係海域で漁民の活動を妨害していることが今回の事態を引き起こした」との認識を示し、主権を主張した上で平和的な解決を目指すべきだとした。台湾外交部(外務省)は日本側に「遺憾と厳正な抗議」を申し入れたと発表した。

尖閣諸島周辺の領海には22日、中国海警局の船4隻が相次いで侵入した。中国当局の船が確認されるのは70日連続で、2012年9月の尖閣諸島国有化以降、最長の連続日数を更新した。

〔共同〕

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