宮城知事「大きな節目」 女川原発の避難計画了承受け

2020/6/22 13:49
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東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)の事故時の避難計画を巡り、国の原子力防災会議(議長・安倍晋三首相)は22日、計画を了承した。これを受けて、宮城県の村井嘉浩知事は「大きな節目を迎えた」と述べた。避難計画の了承は再稼働に向けた手続きの一つで、再稼働には自治体による同意を残すのみとなった。

避難計画の了承を受け、今後の手続きについて説明する村井知事(22日、宮城県庁)

村井知事は同日の定例記者会見で小泉進次郎原子力防災担当相から連絡を受けたことを明かし、「防災対策については一定のところまで達したと見ていい」と話した。避難計画については「訓練などを通して実効性を高めていく」と強調した。

女川2号機は2月、原子力規制委員会の審査に合格し、東北電は2022年度以降の再稼働を目指している。県や立地自治体による地元同意が焦点となっているが、村井知事は再稼働の是非について「まずは住民説明会を開き、市町村長や県議会の意見を聴取する」と述べるにとどめた。

石巻市の市民団体は避難計画に実効性がないとして、市と県に再稼働の同意差し止めを求める仮処分を仙台地裁に申し立てている。差し止め可否が出る前に同意する可能性について、村井知事は「国が決めたルールに基づき粛々と進める。順序については現時点で何とも言えない」と話した。

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