防衛相、秋田知事にも謝罪 地上イージス計画停止

2020/6/21 17:32
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河野太郎防衛相は21日、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備候補地となっていた陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)がある秋田県を訪れ、県庁で佐竹敬久知事らと会談した。河野氏は、計画停止を巡り「深くおわび申し上げる」と陳謝。佐竹氏は配備計画自体を批判し、政府として早期に「計画撤回」との結論を出すよう要求した。

配備候補地には、山口県の陸自むつみ演習場(萩市、阿武町)も選定されていた。防衛省は、迎撃ミサイルを発射後に切り離す推進装置「ブースター」について、一定地域に安全に落とせないと判明したため計画停止を発表。会談後、河野氏は、新屋演習場では海に落下させると説明してきたとした上で「(確実に落とすには)むつみと同様、改修が必要になる」と記者団に説明した。

会談で佐竹氏は「(計画策定の)最初の段階でしっかり検証していれば、こういうこともなかった。大変ずさんだった」と強調。防衛政策への国民の信頼を損ねたと指摘した。会談後、秋田市の穂積志市長は、地上イージスの安全性に対する地元の疑問の声を踏まえ「もう少し早く(停止との)結論を出せた」と記者団に述べた。

新屋演習場への配備計画では、調査ミスなど防衛省の不手際が相次ぎ、地元は反発。河野氏は会談で「不適切な対応があった」と陳謝した。

河野、佐竹両氏の会談には穂積氏のほか、同演習場周辺に居住する住民の代表として新屋勝平地区振興会の佐々木政志会長が同席した。

〔共同〕

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