米、対中で欧州に同調要求 国務長官が香港巡り演説

2020/6/20 11:55
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【ワシントン、ロンドン=共同】ポンペオ米国務長官は19日、デンマークで開かれたフォーラム「民主主義サミット」にテレビ電話で参加し「中国共産党は市民の権利を侵害し、香港の自由の終わりを宣言した」と批判した。「自由主義か独裁主義かの選択だ」と訴え、中国批判に消極的な欧州各国に同調するよう求めた。

ポンペオ米国務長官=ロイター

これに先立ち、台湾の蔡英文総統も演説。18日には香港の民主活動家、黄之鋒氏も参加しており、中国政府と対立する勢力が結集し、連携を求めるイベントとなった。

これに対し、デンマークの中国大使館は蔡、黄両氏の招待に関し「『一つの中国』原則に反し、中国の内政問題に干渉するものだ」と反発した。

ポンペオ氏は演説で、香港への国家安全法制導入決定を巡り「中国が(一国二制度を否定し)深圳や上海と同様に香港を扱う限り、米国も同様に扱う」と強調。香港への関税優遇措置廃止の準備を進める考えを示した。

さらに「米国が欧州に米中のどちらを選ぶか求めているとの恐怖があるのは理解している。しかし、これは米中ではなく、自由主義か独裁主義かの選択だ。自由主義を選ぼう」と訴えた。

黄氏は18日に「私が身柄を拘束されない状態で自由に意見を表明できるのは今回が最後になるかもしれない」と発言。蔡氏は19日「中国に対し、香港の基本的自由を尊重するよう求める国際社会の動きに台湾も加わっている」と連帯を示した。

民主主義サミットはデンマークのラスムセン元首相が立ち上げたフォーラムで、今年は新型コロナウイルスの影響でテレビ会議形式で開いた。

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