NYダウ続落208ドル安 Appleが店舗再閉鎖、第2波警戒

2020/6/20 5:12 (2020/6/20 6:26更新)
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アップルはコロナの感染拡大が続くフロリダ州などの店舗を閉鎖する(写真はニューヨーク市の店舗)=ロイター

アップルはコロナの感染拡大が続くフロリダ州などの店舗を閉鎖する(写真はニューヨーク市の店舗)=ロイター

【NQNニューヨーク=戸部実華】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落した。前日比208ドル64セント(0.8%)安の2万5871ドル46セントで終えた。米中関係の改善期待から朝方は買いが先行した。ただ、米南部や西部を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大し、米経済の正常化が遅れるとの懸念が次第に強まった。ダウ平均は午後に下げに転じた。

アリゾナ州やカリフォルニア州などで新型コロナの新規感染者数が過去最高を更新した。感染急増を受け、スマートフォンのアップルが4つの州の一部店舗を再閉鎖すると19日昼ごろ伝わり、市場心理を冷やした。クルーズ船の業界団体、クルーズライン国際協会は同日、米国を出港する航路の運航停止を9月15日まで延長すると発表した。

アップルは朝方に上場来高値を更新したが、午後に下げに転じた。カーニバルが5%安となるなど、クルーズ船株は軒並み売られた。

業績がコロナ感染の影響を受けやすい銘柄や、景気敏感株は午後にかけて売りが強まった。航空機のボーイングや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、銀行のJPモルガン・チェースなどの下げが目立った。空運株も軒並み安い。

ダウ平均は朝方は高く始まり、上げ幅は一時371ドルに達した。米ブルームバーグ通信が19日、「米中貿易協議の第1段階の合意に沿うべく、中国が米農産物の購入を加速する」と報じた。新型コロナの発生源や香港問題などを巡る米中関係の悪化懸念が和らぎ、買い安心感を誘った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に6日続伸し、前日比3.07ポイント高の9946.12で終えた。コロナ感染が拡大しても業績を伸ばせるネット通販のアマゾン・ドット・コムや動画配信のネットフリックスが上昇した。バイオ製薬株も買いが優勢だった。

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