黒人差別の報告求める決議採択、国連人権理事会

2020/6/20 2:54
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【ジュネーブ=細川倫太郎】国連人権理事会は19日、米国での黒人暴行死事件を受けた人種差別問題について、バチェレ人権高等弁務官に報告などを求める決議を全会一致で採択した。ただ、米国への集中的な調査要求は見送られ、国際社会の同国への圧力は弱まった格好だ。

スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれた人権理事会(19日)=ロイター

アフリカ諸国が提出していた決議は警察当局による黒人への暴力や人種差別を非難し、日本を含む47の理事国が採択した。米国で発生した白人警官によるジョージ・フロイドさんの暴行死を含めた一連の事件などについて、バチェレ氏に調査し、報告書を提出するよう求めた。各地で広がる抗議デモに対する政府の対応の検証も要求した。

一方、当初の決議案に入っていた米国での人種差別に関する調査委員会の発足は取り消された。人権理の17日の緊急討議に映像でメッセージを寄せたフロイドさんの弟は「米国の黒人を助けてほしい」と呼びかけ、調査委員会の設置を求めていた。一部メディアは「米国は水面下で文言の修正について各国に働きかけた」と報じている。

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