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独決済ワイヤーカード、CEOが辞任 2200億円不明問題で

【フランクフルト=深尾幸生】オンライン決済サービスの独ワイヤーカードは19日、マークス・ブラウン最高経営責任者(CEO)が同日付で辞任したと発表した。19億ユーロ(約2280億円)の現金が不明になっている問題で、株価が急落している責任を取る。

19日にCEOを辞任したワイヤーカードのマークス・ブラウン氏(写真は2019年4月の年次記者会見)=ロイター

発行済み株式の7%を持つ筆頭株主のブラウン氏は2002年からCEOを務め、ワイヤーカードを欧州を代表するフィンテック企業と呼ばれる地位に育てた。会計問題ではこれまで強気を貫いてきた。暫定CEOには18日にコンプライアンス責任者として入社したばかりのジェームズ・フライス取締役が就いた。

DAX30と呼ばれるドイツ主要30銘柄を構成する同社の株価は18日の1日だけで6割以上下落し、19日も一時、18日の終値から5割以上下落した。

会計問題の影響で19年の通期決算の監査が終えられないため、ワイヤーカードは19日にも20億ユーロの融資が打ち切られると18日に発表。経営破綻を恐れた投資家が一斉に資金を引き揚げた。ワイヤーカードは19日、融資継続について銀行と「建設的な協議」をしているとの声明を出した。

ワイヤーカードをめぐっては、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が19年1月に不正会計問題を報じて以来、株価が乱高下している。ワイヤーカードはこれまで不正を強く否定していた。

ワイヤーカードは19年4月にソフトバンクグループ(SBG)の関連会社との提携を発表した。ワイヤーカードによると、発行済み株式の約5.6%分に相当する普通株に転換できる新株予約権付社債(転換社債=CB)をSBGの子会社が約9億ユーロで引き受けることなどで合意した。

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