日銀、ドル供給を週3回に減少 1週間物で7月から

2020/6/19 19:25
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日銀は19日、金融機関に米ドルを1週間貸し出すオペ(公開市場操作)の頻度を7月以降、毎日から週3回に減らすと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で強まったドルの調達不安が足元で和らいだと判断した。米連邦準備理事会(FRB)などドル供給の枠組みに参加する5つの中央銀行間で協議して決めた。

日銀は国債などを担保にドルを金融機関に貸し出している。ドル調達への懸念が高まった3月にそれまで週1回だった1週間物のドル供給の頻度を毎日に増やしていた。頻度を減らすのはコロナ禍への対応後で初めて。3カ月物のドル供給は週1回の頻度を維持する。

日銀から金融機関への1週間物のドル供給は、19日まで3日連続で利用がゼロだった。市場で円を元手にドルを調達する際のコストも3月に一時リーマン危機時以来の高水準まで上昇したが、足元では新型コロナの流行前の水準まで下がった。ドルの需給緩和を踏まえ、オペの頻度を減らす。

6月末は多くの国内企業の四半期末にあたり、海外でも半期末となるため、ドル需要が再び強まる可能性もある。日銀は今後、市場の状況をみながらドルの供給頻度を柔軟に増減させる構えだ。

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