電事連の池辺会長、「電力需要は戻りつつある」

2020/6/19 18:23
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電気事業連合会(電事連)の池辺和弘会長(九州電力社長)は19日の定例会見で、電力需要が回復傾向にあるとの認識を示した。新型コロナウイルスの影響で、5月の全国の電力需要は前年同月比で約9%落ち込んだ。一方、6月に入ってからは微増に転じているという。

19日、オンラインで定例会見に臨む電事連の池辺会長

19日に都道府県をまたぐ移動制限が解除されるなど、足元では経済活動が通常時に戻りつつある。今夏は猛暑により冷房需要も増える見通しで、池辺会長は「電力需要が伸びると期待している」と述べた。

池辺会長は、今後の台風シーズンを想定し、大規模災害からの復旧対応と新型コロナウイルス対策の両立は困難との認識も示した。

台風などで停電が発生した場合、全国の大手電力会社は被災地に専門職員を派遣して復旧作業に取り組む。ただ新型コロナの感染状況が再び悪化した場合、県をまたいだ移動などで制限がかかる懸念がある。自治体との調整が難航することも考えられる。

職員の安全確保のため、電力会社への優先的なPCR検査の実施を、国に対し要請することを検討している。

池辺会長は「長期間、電力を止めることは防がなくてはならない」と話し、新型コロナの感染予防を徹底しつつ復旧作業がしやすい体制の実現を訴えた。

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