GI「東根さくらんぼ」品評会、コロナで地元開催 山形

2020/6/19 17:14
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厳選したサクランボが出品された「東根さくらんぼ」品評会(19日、山形県東根市)

厳選したサクランボが出品された「東根さくらんぼ」品評会(19日、山形県東根市)

山形県の東根市農業協同組合などは19日、地理的表示(GI)に登録されている「東根さくらんぼ」の品評会を開いた。地域ブランドとして保護されるGIに登録以降、この時期本格化するサクランボの販売に弾みをつけようと毎年東京で開催していた。今年は新型コロナウイルスの影響で東根市で開き、20日に豊洲市場で競りにかける。

代表的な品種「佐藤錦」のなかで厳選された87品が出品、優秀賞などを決めた後に出荷された。コロナの影響で農産品にも価格下落の影響が出ているが、佐藤勝蔵組合長は「昨年の1キログラム55万円を上回る値が付き、活気につながれば」と期待していた。

昨年は1キログラム55万円の値がついた「東根さくらんぼ」品評会

昨年は1キログラム55万円の値がついた「東根さくらんぼ」品評会

今年は雪不足などで生産量が少なめという。審査に参加した東京シティ青果(東京・江東)の藤浪雅人果実第2部長は「訪日客や結婚式需要がなくなった高級肉や花と違い、サクランボは供給不足もあり影響は少ない」としている。

ただ、サクランボの価格はモモやブドウなど今後の農作物にも大きな影響を与えるため、関係者は今後の価格動向に注目している。

佐藤錦発祥の地である東根市は2017年に独自にGIの登録を受けたが、産地は県内各地にある。山形県は県全体でもGIを取得しようと、現状では認められない「山形さくらんぼ」といった登録を認めるよう国に要請中。同時にサクランボと同様にシェアトップのラ・フランスは「山形ラ・フランス」としてGI登録を申請した。

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