コロナ時代の「旅のエチケット」公表 国交省
感染防止へ周知図る
都道府県境をまたぐ移動自粛の全面解除を受け、国土交通省は19日、旅行者向けに新型コロナウイルスの感染防止のための注意事項をまとめた「新しい旅のエチケット」を公表した。交通事業者やホテル事業者などが連携して作成した。張り紙やウェブサイトを通じて周知を図る。

「おみやげは、あれこれ触らず目で選ぼう」「握手より、笑顔で会釈の旅美人」などの注意事項をイラスト付きで川柳風に紹介している。
公共交通の利用者向けには(1)マスクを着用し、会話を控えめにすること(2)車内換気への理解(3)テレワークや時差出勤などで混雑する時間帯や車両を避けること――を「コロナ時代の新たな利用スタイル」(赤羽一嘉国交相)として呼び掛ける。
バスターミナルなどにポスターを掲示するほか、「#公共交通あんしん利用」とハッシュタグを付けてSNS(交流サイト)でも感染防止対策について情報発信する。赤羽国交相は19日の記者会見で「安全安心を確保するには利用者にも協力していただく必要がある」と強調した。